コモリよりジャケットのご紹介です。
18AWより芯地をしっかり入れたモデルを唯一1型だけ作り始めた際にスコットランドの
LAVAT社の生地を使用したスーツがありましたが、その生地を使用したジャケットです。
芯地を抜き洗いをかけてます。買い付けしてませんが、カシミアのネイビーブレザーと
同じ仕様になります。芯地を抜いたと言ってもコモリの中ではカッチリしてます。
テイスト的にはイタリアンクラシックです。ラペル幅は狭くないので貫禄あります。
非常にいいバランスだと思います。僕は好きです。
スラックス型のパンツと合わせるとかなりドレッシーですね。サイズ3を着用してるので
やや貫禄も出てるかも知れません。元々の生地はかなりガチガチで堅いので洗いを
かけたと言っても並の生地よりは堅いです。その分緩く着ても落ち感が出ないので
ダボっとした感じが良くも悪くも出ません。この辺りは好みになるかも知れませんね。
デニムに合わせてもカーゴパンツに合わせてもいいと思います。
スーツの時は色表記はPIN HEADだったんですが、今回はNAIL HEADに変更されてます。
そもそも僕はバーズアイだと思ってたりするんですが(苦笑)この辺りは非常に曖昧で
微妙な差だったりします。要は微妙な柄の大きさだったりするので難しいです。
まあ、正解不正解はないので呼びたい呼び方でいいと思います。気楽に(笑)
順番つけるなら(柄小)ピンヘッド→ネイルヘッド→バーズアイ(柄大)になります。
ピンヘッドのことをマイクロネイルヘッドと呼ぶ事もあるくらいです。
フレッド・アステアなんかは仕立てたスーツやジャケットを壁に投げつけて生地を
少しクタッとさせてたという話もありますが、綺麗な状態の服を着ることが
嫌だったんでしょう。スティーブ・マックィーンがデニムを他の人にしばらく穿かせてた
という話とも似てる気がします。僕もあまり綺麗な状態の服は気恥ずかしいですね。
ある時からキチッとクリースラインを入れる事も恥ずかしくなったのでスーツは
スチームあてるくらいでした。結婚式やパーティなどフォーマルな場で着る際にはキチンと
クリースラインを入れるようにしてました。服ってそういうもんですよね。
そんな訳でクラシックなモノが好きだったりする方々にもコモリが気になるけど
カジュアル過ぎてチャレンジ出来ないという方々にもお勧めできるジャケットです。
日本のカジュアルブランドが作るドレスジャケットなので良くも悪くもイタリアの
名ファクトリーが作るジャケットにはない、作れない、ある種掟破り的な服と
言ってもいいと思ってます。それが秋冬限定の1,2型しかないスーツ、ジャケットの
魅力だと僕は思っています。天邪鬼的な方に是非ともお勧めします。
コモリ LAVAT ウォッシュドジャケット
SIZE:1,2,3/COLOR:NAIL HEAD/MATERIAL:WOOL/PRICE:107,800YEN