ニットというと、ウール、カシミア、モヘア、アンゴラ、アルパカ、キャメルなどなど。
様々な動物の毛を紡績して糸にしています。本日はその中のカシミアを使用した
SIDE SLOPEのニットのご紹介です。以前にもご紹介しておりますが、もう少し
掘り下げた内容となっておりますので。
カシミアとは、皆さんもご存知の通りカシミア山羊から取られた毛です。
毛が細く密度が高いが軽く、暖かく、上品な光沢もアリ、肌触りが良い糸です。
その中でも様々な品質のモノがありますが、糸の紡績と言えばイタリアです。
イタリアの文化とまで言えると思います。糸を作るのに大事な水、環境が適している
とも言われています。また、イタリア糸の染色がキレイと言われるのも住んでいる、
イタリアの街自体色とりどりで美しく、綺麗な色というものが当たり前の環境。
これもひとつのイタリア人特有のものだと思います。
そんなイタリアのカシミア糸を使用したニットです。プルオーバータイプは
一見、スウェットにも見えるデザインでリラックスした雰囲気があります。
数色の糸を使用し程よいメランジ感もいいですね。
首回り、袖、裾部分の身頃と違う番手の糸を使用し存在感出すあたりがSIDE SLOPE
らしさだと思います。ラグランスリーブ仕様になっていますが表面に縫い代を
出していませんのでラグジュアリー感とリラックス感のバランスが取れています。
以前にも何度かご紹介しておりますが、SIDE SLOPEの大きな特徴は程よいヌキです。
いいニットというものは基本、真面目に作られています。素材が良いというのは
もちろんですが、ニットを編む機械の針の大きさに合わせた太さの糸を使用した
いわゆる「適番」で作られています。そうすると編み立てがキレイで綺麗なニットが
仕上がります。一般的にはこの手法です。
SIDE SLOPEはわざとこの方程式を外して作ることが多いんです。
ゲージに対して糸の太さを変えてルーズに編んでリラックス感を出す。
ただ、間違った作りをするとただただチープになってしまいます。ニットの基本を
熟知しているからこそ出来るハズしです。こうすることで程よいリラックス感が
生まれるんです。
カット＆ソーの上から着てリラックス感を出すスタイルもアリですし、このように
シャツに合わせて少し真面目に着てもいいかと。これがリアルなスウェットだと
こんな上品な雰囲気は出ませんね。私も着用していますがお気に入りです。
こちらは1(S)サイズと2(M)サイズを展開しておりますが、1サイズに関しては
女性も着て頂けるかと思います。気になられればぜひ、袖を通してみて下さい。
SIDE SLOPE PURE CASHMERE P/O
size:1,2/ material:cashmere/ color:charcoal,navy/ price:39,900yen(in tax)→23,940yen(in tax)
そして、同じカシミア糸を使用したカーディガン。ゲージも番手も異なるので
雰囲気は随分変わりますが、写真からもナチュラルな光沢というのはわかります。
ウールのハイゲージものよりもふっくらしてはいますがしなやかで軽いです。
温かさも保証します。ビジネスシーンでもカジュアルシーンでも使える一枚です。
こちらはワンサイズでレディースのみの展開となっております。
SIDE SLOPE PURE CASHMERE C/D
size:38/ material:cashmere/ color:amethyst,charcoal,navy/ price:37,800yen(in tax)
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