現場、職人でありながらプライベートブランドのみならず自らの好きなモノを
集めたお店へ訪問させて頂きました。宮崎県都城市にあります。
近隣はこのような風景になっています。工房になっているところはもともと
道の駅的なことをされていたところで、お店になっているところは水車小屋です。
中にはこの水車の動力を使って動かす杵があり臼があり、動力が足りない時用の
モーターが残っています。それを残しながらほんとに素敵なお店を作られています。
プライベートブランドのアウリコのみならず面白く、素敵なアイテムが並んでいます。
1個1個にストーリーがあって話が尽きません。この日はあいにく大雨となってしまい、
6時間も滞在させて頂いたのでとにかくたくさんのお話を平原さんとさせて頂きました。
コチラは藍染めしたものを干している風景です。左側にもたくさん干されていて圧巻です。
タンブラー乾燥ではなくもちろん天日干しです。これらは他社さんの商品なのでこれだけ
たくさんの数をいっぺんに染めているそうです。
平原さんのモノ作りにはこだわりがたくさん詰まっていて妥協を許しません。
ひとつのアイテムを藍染めするのに10週かけているなんて驚きです。
1週で作るところもあるくらいですから他にはなかなかない期間繰り返し繰り返し
染めて干して洗って染めて干して洗ってを繰り返すそうです。
ですから、日焼けもほとんどしませんし、衣染もありません。色止め加工してるのではと
思われる方も多いほどです。シャツだけではなくカット&ソー、パンツ、コート、バッグ、
ベルト、ストールなどなど様々なアイテムを染めます。
平原さんのご紹介をここでちょっとだけ。
大学卒業後徳島県の国選定文化財である藍染めに使う染料を栽培から製作までしている
先生のもと学び、その後同じく徳島県で藍染めのノウハウを学び宮崎へ戻られています。
そして、カット&ソーなどを藍染めしたものを製作、販売してのちに「アウリコ」を
設立されます。ちょうどそのタイミングで現在の場所を見つけられたそうです。
「アウリコ」というと「藍染め」のイメージが強いんですが、平原さんいわく
「水洗い」にこだわりを持ってやっているそうです。なかなか深い話でした。
そこから逆算して素材を選んだりして洗ってよくなる素材、乾きやすい素材などを
使用することが増えたとも言われていました。「昔はガリガリの堅い生地が好きだった
けど、今は薄くて柔らかくて肌触りがいい生地がいい」と。コレ僕も同じです。
歳のせいでもあると思います(笑)
唯一、僕のサイズがあったシャツ地のTシャツです。無茶苦茶気持ちいいです。
平原さんいわく「普通のカット&ソーに見えるように作っているつもり」と。
この感覚が非常に面白いんです。シャツ地を使ってるんでシャツ地っぽさを出すのが
一般的ですけど、ちょっと違うんですよね。「すぐ乾くよ!」とも言われました。
こういう藍染め、インディゴ染めのモノって大事にするあまり洗わない人が多いんです。
ただ、先にも書きましたが平原さん曰く「洗って欲しい」と。風合いがもっともっと
良くなるからと。変な洗剤使うくらいなら水洗いの方がいいと。
手間をかけてやっているがゆえになかなかたくさんのモノを作れないというのもあって
なかなかすぐには商品をご用意出来ないと思いますが、今後trunkで長く大事に
取り扱いをしていきたいと思っているユニセックスブランドです。
お楽しみに。
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