秋冬物というよりも通年モノを中心にピックアップしています。
1960年代のItalian Work Blousonですが、これはなかなか面白いアイテムです。
写真を見るとわかると思いますが、肩線を境に色の濃淡が違います。
もともとは後ろ身頃(左側)の色なんですが、前身頃はかなり色褪せています。
これ、おそらく日焼けによる色褪せだと考えられます。意図的になったものではなくて
偶然なったものだと思うとそれはそれでここまで綺麗に前後ろに分かれて日焼けしたのは
奇跡的です。様々な条件が整ったからこそできたものだと思います。
現行品が日焼けするとB品扱いになりますが、これは逆にこの偶然できた日焼けが一つの
トピックになっています。捉え方によっては日焼けの位置付けは変わるものです。
服飾評論家の落合氏は昔こんなことをおっしゃってたのを思い出します。
「革靴を店頭にずっと置いていると日焼けしてしまうが、個人的にはその感じは
嫌いではない。肩足だけ日焼けしてしまっていたのでもう片方も日焼けするように
お願いした。」
微妙に文章、表現は違うかもしれませんがこんなことを読んだことがあります。
真っ新の状態よりも経年変化した状態に魅力を感じるんだと思います。僕もこの感覚は
同じで、ちょっとしたB品の方が愛着湧くこともあります。買い物をした時に
「こちらの新しい商品を探してまいります」と言われますが、僕は断ります。店頭の
物でいいですと。これは人それぞれの感覚ですね。
どこで誰がどのようにして保管していたらこうなったのかを想像するのもちょっとした
楽しみの一つかもしれませんね。
1960's Italian Work Blouson "Faded Color"/ 25,000Yen+Tax
1960年代のイギリスロイヤルアーミーのシャツ。デッドストックです。
コットンドリル生地のヘビーな生地です。洗っていくと風合いが変わっていくと思います。
大きな胸ポケットがアクセントになっています。
タートルネックニットなんかをインナーに着てこの上からアウターを着てもいいですね。
サイズはMとLサイズご用意しています。
1960's Dead Stock British Royal Army Cotton Drill Shirt/ 18,000Yen+Tax
1988年製のフランス軍のジップアップブルゾンです。
非常にシンプルなデザインです。なんだか、90年代のA.P.Cやヘルムート・ラングを
思い出します。秀逸なデザインだと思います。
メンズSサイズくらいです。
1988's French Military Zip-up Blouson / 18,000Yen+Tax
そして、1950-60年代のM-47パンツ。後期型のヘリンボーン生地になります。
サイズはなかなかレアな11サイズ。ウエスト、レングスともに最小サイズです。
前回は31サイズでレングスが最小ということでしたが、今回はウエストも最小です。
少々大きいかもしれませんが、女性の方が穿いても素敵だと思います。
フランス軍のM-47パンツはとりあえず持っておいた方がいいパンツの一つだと思います。
着方の幅も広くスタイリングしやすいパンツです。何度も聞いて聞き飽きたかも
しれませんが、デッドストックで見つけるのも限界があるので合うサイズを見つけた時に
買っておいた方がいいかもしれません。
1950-60's Dead Stock French Military M-47 Trousers "Size11"/ 19,000Yen+Tax