チャーチはドレスシューズ愛好家の中ではマニアの方もいるくらい通好みの靴です。
年代によって作りだったり木型だったり刻印が違ったりするのでコレクターも
いるくらいです。なかなか面白いです。
今回ご紹介する靴は70~80年代のストレートチップになります。
旧旧チャーチ(オールドオールドチャーチ)とも呼ばれているものです。
チャーチはプラダグループに買収される前と後では大きく違います。
インソックにある刻印により年代分けができます。
このようにLONDONとNEW YORKの2都市のタイプは70~80年代のものです。
無都市のものは70年代より前、PARISが加わった3都市のものは80年代~90年代、
MILANが加わった4都市のものが今のものです。
プラダグループに買収される前の80年代~90年代のものを旧チャーチと呼びます。
プレプラダとも呼ばれているそうです。
ユーズドではそれなりに出ていますが、デッドストックで旧旧チャーチが見つかるのは
まあまあ珍しいのではないのでしょうか?
チャーチの手書きはちょっと字が雑で読み取りにくいです(苦笑)
モデル名が解読できないです。右と左でスペルも微妙に違う気もします。
読み取れるのはサイズ、ウィズ、木型です。
サイズは8.0 Fです。チャーチのFウィズは一般のEウィズくらいの感覚です。
結構細い木型です。木型は73ラストではなくて通好みの84ラストです。
チャーチといえば73ラスト、ストレートチップといえばコンサルかもしれませんが、
84ラストはエッグトゥで個人的にはこのモデルの方が好みです。
クラシカルな雰囲気、オールドスタイルといった印象です。
ドレスシューズ好きの僕はずっと見ていられます。素晴らしい佇まいです。
美しいですね。フランス靴よりシャープすぎずエレガントすぎず、イタリア靴より
スマートなこの感じがイギリス靴の魅力だと思います。
ソールを見ても昔の丁寧な作りが分かります。ヒールの細かい釘打ちがいいですね。
もちろん、スーツに合わせていただいていいんですが、カジュアルに履いても
個人的にはいいかな?と思っています、あえて。気にしなくていいかと。
黒のストレートチップと言ったらフォーマルな印象ではありますが、分かった上で
ファッションとして合わせが上手くできるならいいと思います。
サイズ感は他のイギリス靴のサイズよりハーフサイズくらい小さい感覚かと思います。
僕はジョン・ロブで6 1/2,7.0をエドワードグリーンで7.0を履いていますが、
カジュアルのリブソックスを履いて足入れしてそこまで大きさを感じませんでした。
トリッカーズやオールデン、パラブーツはストイックに履かず少し緩く履きたいので
7 1/2を履いているんですが、その感覚に近いサイズ感です。
1970's~80's Dead Stock Church's
size:8.0/ color:black/ material:leather/ price:37,000yen+tax
made in England
こちらの商品は通販はお受けしておりません。実際に足入れしていただき
サイズが合う方に販売させていただきます。ご了承くださいませ。