内羽根のキャップトゥです。非常に美しい佇まいです。
個人的にユーズドの靴は履かないのでお店で取り扱うこともないと思っていましたが、
この靴は別格でした。見た瞬間に「美しい」と思いました。
1960年代のJ.M. WESTONの靴の実物を見る機会は工場に行ったりしない限り
滅多にないのでとにかく貴重だと思います。
大体1980年代くらいを境にフランス、イギリス、イタリアのドレスシューズ工場の
職人やスタッフが替わり、それ以前、以降では同じブランドでもクオリティが違うと
よく言われています。確かにジョン・ロブなんかは明らかに違いますね。
自分の足に合ってれば、自分が欲しいくらいですが、残念ながら合いませんでした。
パンチングの大きさも控えめなところがグッときます。
コバの張り出しがとにかく少なく現代の既製品と比べものにならないくらいです。
数ミリレベルの違いですが、これが技術の差なんです。
甲はかなり低いので足に合う方は少ないかもしれません。
ウィズもBウィズなのでこの靴はある意味シンデレラ靴のようなものです。
サイズはディーラーは9と言われていますが、実際は7 1/2前後ではないかと思います。
そして、このコンパクトなヒール。エレガントですね。
オーベルシーなんかもこのようにヒールがコンパクトでエレガントです。
フランスらしさが垣間見えます。
もちろん、旧ロゴです。そして、「Bench Made」と刻印されています。
「Bench Made」とは一人の職人が全ての工程をこなすことです。「Hand Made」とは
複数の職人で作ることを言います。実は似て非なる言葉なんですね。
そして、J.M. WESTONのベンチメイドということはビスポークということですね。
1960's J.M. WESTON CAP TOE SHOES/ 28,000YEN+TAX
こちらの商品は店頭で実際に履いていただきサイズが合う方に販売いたします。
大変申し訳ありませんが、通販はお断りさせていただきます。