11.21.2015

LILY1ST VINTAGE 1960's Pierre Cardin Bespoke Chesterfield Coat for Barney’s NOW IN STOCK

LILY1ST VINTAGEより貴重なヴィンテージコートのご紹介です。


1960's Pierre Cardin Bespoke Chesterfield Coat for Barney’s/ 70,000YEN+TAX

1960年代のバーニーズ別注ピエール・カルダン製ビスポークコートです。
ピエール・カルダンはあまり馴染みのないブランドだと思います。
僕も馴染みはありません。特に90年代以降は日本ではライセンスものになってます。
60年代では日本では高級ブランドとして百貨店で取り扱われ人気だったようです。

クリスチャン・ディオールの立ち上げに参加したのちに自身のブランドを立ち上げて
50年代にアバンギャルドなスタイルで一躍有名になったそうです。

上の写真のタグは今となっては貴重かもしれませんね。
PARIS-NEW YORKという表記が個人的に好きですね。
別注の表現の仕方が最近のモノよりも直接的でなくてなんか洒落てます。

このBLOGを見てこれを真似するブランドも少なくないかもしれませんね(苦笑)


左裏には従来のタグが付いています。


そして、バーニーズの当時のタグ。コレも貴重ですね。
60年代にバーニーズは創業者の息子の代に高級ブランドを取り扱うお店に
変貌しています。その時の紳士服の中心だったのが、ジバンシィ、ピエール・カルダン
だったんですね。そして、70年代にジョルジオ・アルマーニを初めてアメリカで
紹介したことにより世界から注目されるようになっていきます。

偉大な2つのブランド、お店の渾身の1着ということですね。


美しいですね。うっとりします。本当、素晴らしいです。
最近のチェスターコートでこれくらい長い着丈のモノはほとんどないですね。
現代服で着丈の長いコートはなかなか見つけれないので個人的に嬉しいです。

今の気分だと、シンプルにタートルネックのニットを着て
普通の色落ちしたデニムを合わせるなんかが、いいです。贅沢ですが(苦笑)
逆にこんなに貴重でこんなに高級なモノをカジュアルに合わせるのもヴィンテージの
楽しみ方の一つのようにも僕は思っています。



ボタンも品がいいですね。そして、全てのボタンには力ボタンが付いているので
丈夫です。いちいち手間かかっています。さずが、ビスポークメイドです。


袖は一つボタン。

何度も言いますが、このようなコートにはなかなか出会えることはありません。
すでに約50年年月を重ねていますが、これから先また年月を重ねることを
想像するだけで素敵だな〜と思います。こんな綺麗な状態であることも
もともとの所有者(おそらく富豪だと思います)が大事に着てこられたことも
想像できます。そんな洋服を受け継ぐということを考えるだけで鳥肌立ちます。

そんな素敵なコートです。

ぜひ、袖を通していただければと思います。